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RIRとRPEで追い込みを数値化する — 感覚に頼らないトレーニング管理
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RIRとRPEで追い込みを数値化する — 感覚に頼らないトレーニング管理

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「今のセット、ちゃんと追い込めたかな?」——トレーニング中、こんなふうに迷うことってありますよね。追い込みすぎても、足りなくても効果は落ちる。じゃあ、ちょうどいい強度をどうやって判断すればいいのか。

そこで使えるのが、**RIR(Reps in Reserve)RPE(Rate of Perceived Exertion)**という2つの指標です。

RIRとは

RIR(レップス・イン・リザーブ)は、「あと何回できたか」を表す指標です。

RIR意味
RIR 0限界(もう1回もできない)
RIR 1あと1回はできた
RIR 2あと2回はできた
RIR 3あと3回はできた
RIR 4+かなり余裕がある

たとえば、10回で挙上を終えたとき「あと2回はいけたな」と思えば、それはRIR 2です。

RPEとは

RPE(レート・オブ・パーシーブド・エクサーション)は、Borg スケールを基にした主観的な努力度の指標です。トレーニングでは修正版の10段階スケールがよく使われます。

Helms ER, Cronin J, Storey A, Zourdos MC (2016). Application of the repetition in reserve-based rating of perceived exertion scale for resistance training. Strength and Conditioning Journal, 38(4), 42-49.

PubMed →
RPERIR感覚
100限界。もう1回も無理
9.50限界だが、重量を下げれば1回いけたかも
91あと1回はできた
8.51-2あと1〜2回
82あと2回はできた
7.52-3あと2〜3回
73あと3回はできた
6以下4+ウォームアップレベル

なぜRIR/RPEが役に立つのか

日によって体調は違います。睡眠不足の日もあれば、絶好調の日もある。%1RM(最大挙上重量に対する割合)で重量を決めていると、体調に合わない負荷になることがあります。

RIR/RPEを使えば、その日の自分の状態に合わせて強度を自動調整できます。

ヒント

筋肥大を目的とするなら、多くのセットを**RPE 7〜9(RIR 1〜3)**の範囲で行うのが推奨されています。毎セットを限界まで追い込む必要はありません。むしろ、RIR 1〜2程度を残すことで、次のセットの質を維持しやすくなります。

RIR/RPEの精度を上げるコツ

RIR/RPEは主観的な指標なので、最初は正確に判断するのが難しいかもしれません。自分も最初は「あと2回いけると思ったのに、実は限界だった」みたいなことがよくありました。

精度を上げるためのポイントを紹介します。

  1. たまに限界まで追い込んでみる — 自分の「RIR 0」がどんな感覚か知っておくと、他のRIRも推定しやすくなります
  2. レップ速度に注目する — 挙上速度が明らかに遅くなったら、RIR 2〜3あたりのサイン
  3. 記録と照合する週間セット数の管理でも書いたように、記録をつけて振り返ることが精度向上につながります
  4. 過信しない — 最初は RIR を1〜2回多めに見積もっていることが多いです

RIR/RPEとセット間休息の関係

高RPE(RPE 9-10)のセットの後は、十分な休息が必要です。逆に、RPE 7程度なら休息時間を短くしても次のセットの質を維持しやすい。RPEによって休息時間を柔軟に調整するのも、実践的なテクニックです。

まとめ

  • RIRは「あと何回できるか」、RPEは「どれくらいきついか」を表す指標です
  • RPE 7〜9(RIR 1〜3)の範囲が筋肥大に効果的とされています
  • 体調に合わせて強度を自動調整できるのがRIR/RPEの最大のメリットです
  • 精度は経験とともに上がります。まずは使い始めることが大切です
  • 限界まで追い込みすぎず、質の高いセットを積み重ねましょう

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